◇五ヶ井分水所
五ヶ井溝は、平松(加古川大堰の東詰)で水を採り、神野町二塚で曇り川の水をあわせて大野村の「馬渡り(日岡山と加古川の間の水路)」にいたる。ここに「下の太子岩」があり、ここに十分水をたたえていれば、五ヶ井郷の村々の末端まで水が足りるといわれた。「下の太子岩」のすぐ南に「曇り川の水門」があり、その隣に五ヶ井分水所(写真上)がある。ここから水は、下井郷・大野村・中津村へと三つに分かれて五ヶ井郷に分水される。

昔は、石を積んで水の調節をしたが、今は水門で各溝の水量の調節は行われている。
◇七ツ杭分水所

さらに、溝は複雑に入り組み五ヶ井郷の村々を潤す。
明日のブログ(五ヶ井を歩く・16)では、その複雑な水路を地図でたどりたい。
